<歴史ある第三医療:鍼灸>
鍼・灸によって行う代表的なツボ治療の「鍼灸」は非常に歴史のある治療法です。 発生起源は未だはっきりされておらず、現時点で明らかなのは鍼よりも灸が用いられている という事実です。大陸から日本に渡ってきたのは遣隋使の時代だと言われていますが、 それも定かなものではありません。また、当時の鍼灸治療は現在の鍼灸 とは少し異なり、外科的なものが主流だったようです。今行われている鍼灸医療と なったのは江戸時代頃のようで、更に昭和の時代に入り正式に国家資格として認められました。 かつての外科的な面影は弱まり、経絡学説・臓象学や陰陽五行思想と結びつき経穴に対して行う 施術となっています。
鍼灸治療を怖がる人の多くが「鍼が怖い」「鍼が痛そう」といった先入観に二の足を踏んでいます。 ですが、怖がる必要は全くありません。何故なら日本の鍼灸で使用されている鍼は とても細く、わずか0.16〜0.24ミリ程度しかありません。勿論、完全な「無痛」というのは難しく、 痛点に接触した場合は軽い「チクッ」とした感覚はありますが「痛い!」と叫ぶようなものでは ありません。注射に比べると随分と軽い感覚です。恐らく「針が怖い」というイメージの方は 「中国鍼」を何かでご覧になった可能性が高いです。中国鍼は日本鍼に比べると太く、やはり 痛みもそれなりにあります。
<針の種類>
- 日本鍼:細いのが特徴の鍼。中国鍼が太い為、日本人用に開発された。
- 中国鍼:太いのが特徴の鍼。今でも中国式鍼灸では使用されている。
「お灸は火傷しそう」といった先入観があるかと思いますが、実際は「熱い!!」とイメージされるほどの 熱さを感じる事はまずありません。火で熱していますので熱いことは熱いですが、お灸は艾を使用するのが ほとんどでこれは、 60度で燃焼します。ですので、程度としては温熱治療のひとつだと考えていただいて間違いありません。
<灸の種類>
- 有痕灸: 名前の通りお灸の痕が残ってしまいます。
- 無痕灸
- 間接灸
※殆どの方が「無痕灸」での治療が中心となるかと思います。
- 調節作用: 組織・機関に刺激を与えて調節する作用です。
- 誘導作用: 鍼で血管に影響を与え、患部の血液を調節(血行改善)します。
- 転調作用: 体質を改善させて体質を強化します
- 消炎作用:鍼の刺激により白血球を集め、炎症を抑えます。
- 反射作用:針を「遠隔部位」に刺す事で患部機能を改善します。内臓反射を利用します。
- 防衛作用:免疫力をあげ、回復力を促進,防衛力を高めます
- 増血作用:赤血球,血色素量を増加させ、白血球増加・機能亢進を誘導します。
- 止血作用:血液凝固作用を強化します
- 強心作用:心臓・血管等の収縮力を増強します
鍼灸は接骨と同様に、国家資格として認定された 東洋医学です。ですので、症例によっては健康保険取り扱いが可能となりますので、とても経済的に 通院する事が可能です。ですが、やはり接骨と同様で前もって診断書等の用意がなければ 健康保険を適用させる事ができません。必ず、前もって診察を受ける鍼灸院の先生と 相談の上、必要な手続きをご確認下さい。
