肩こり:腰痛と並ぶ国民病の二大巨頭

肩こりの定義

●肩こりはなぜ起こる?

肩こりとは筋肉の緊張です。筋肉を過剰に使いすぎたり,逆に過剰なまでに使わなかったり することによって筋肉は徐々にこわばってきます。筋肉とは元々目に見えない程に細かい筋繊維の集合体 なのですが、その1本1本の筋繊維がこわばることで、お互いを圧迫し合い、更には血管までも圧迫 してしまい、血流を阻害してしまいます。

●神経も圧迫される

筋肉のこわばりが圧迫するのは「筋肉」「血管」だけに留まりません。「神経」もまた圧迫されます。 肩こりが原因と思われる肩の痛みはこの「神経痛」が原因であると考えてもらって間違いありません。 肩こりは単純に「肩が重い」「肩が痛い」では済まされない複雑な原因の絡まりあいの中で 出てくる症状なのです。

●肩こりの原因

  • 筋肉の緊張
  • 筋肉の緊張による血管の圧迫
  • 筋肉の緊張による神経の圧迫

以上が、簡単な肩こりのメカニズムです。ただし、あくまで「簡単な」解説であることを 念頭に入れておいてください。より詳しい解説は専門書に委ねます。

●肩こりの症状

  • 頭の付け根、首の付け根が重たくなる
  • 頭の後ろや、首の後ろが、突っ張った感じになる
  • 首から肩にかけての筋肉がこわばる
  • 頭を左右にうごかしたり、振り向いたりする動作がつらくなる
  • 腕をスムーズに動かせなくなる
  • 手先の痺れを感じることも・・・

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典型的な肩こり

●やっぱり多い「デスクワーク」による肩こり

肩こりの典型的な事例は「デスクワーク」です。何がそれ程悪いのか。

  • 長時間の同一姿勢

が諸悪の根源であると言っても良いでしょう。

デスクワークをされている方なら誰でもご存知、というより「自覚」されているかと思いますが、 机を使って仕事をしていると、「両肩」が若干上向きになり、肩関節にとても微妙な負荷がかかって しまいます。そして、それは一過性ではなく、机の上で何か作業をしている間は「常に」つきまとう 負荷です。

●弱い負荷が落とし穴

実際に肩こりを自覚されない限りは余り気にされない方の方が圧倒的なのですが、 実はこの微妙な負荷とは「筋肉の継続的な使用」であり、しかも「限定的な筋肉に限る使用」 なのです。

噛み砕いて説明すると「一部の筋肉だけ使いっぱなし」という事なのです。

●人間の体は限界まで持ちこたえる

「デスクワークによって一部の筋肉を使い続けている。それによって肩こりが発生 するとしても、どうしてこんなに症状が出るまでに時間がかかるんだろう。」

こんな意見が沢山あります。確かにその通りなのです。デスクワークで使われる筋肉は 肩周辺ですから、主に広背筋,僧帽筋,三頭筋,上腕二等筋などです。ですが、人間の 体というものはとても辛抱強く、また素晴らしい安定性を持っています。もしも、何処かの 筋肉が機能不全を起こしても、日常と変わらない生活を送れるように、その周辺の筋肉が 自分の主な働きに加えて、その機能不全を起こした筋肉の役割も受け持ってくれるのです。 これが「筋肉の代替機能」です。

●代替機能は諸刃の剣

この「代替機能」はとても素晴らしい機能ですが、時に仇となります。つまり、「限界まで 声に出さずに辛抱する」という事です。

何処かの筋肉が疲労によって機能不全を起こしたとき、何かしらのメッセージがその部分から 出ればすぐに対処もできますし、対応策もすぐに練る事ができます。しかし、「代替機能」によって 周辺の筋肉がそれをカバーしてしまうと、問題の本質が隠れてしまうのです。当然、代替筋は 自分の本来の役割+αの仕事をするわけですから、嫌がおうにも疲労が蓄積されていきます。

そして、代替筋までもが疲弊しきったときに「ドカン!」と肩こりが発生するわけです。

●自覚したら油断は厳禁。根本の原因は根が深い

ですので、肩こりが自覚できたとき、問題は既に代替筋にも広がっていると考えて、 油断をせずにしっかりと対策を練るようにしましょう。腰痛肩こり 等は症状が出てきたときは半分「再発の悪循環」に足を突っ込んでいる状態ともいえるのです。

※本サイト「肩こり」のページは打倒!腰痛 より情報提供を受けています。

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